卵FAQ

卵ってなんなん?

たまごの知っているようでなかなか知らない情報をご提供。

毎日のように接するたまごですが、実は奥が深く知れば知るほど美味しく・楽しく召し上がることが出来ます。まさしくたまごの栄養から雑学まで、たまごを知り尽くした向台ポートリーよりの耳寄りな情報です。

たまごの疑問

たまご1個のカロリーってどのくらいなの

たまご1個当りのカロリーはサイズにもよりますが、1個60g程度(Mサイズ)でいうと生たまごで96 Kcalになり、大きめのたまご1個では約100Kcalになります。 ゆでたまごは、生たまごよりカロリーが若干低くなります。食品のエネルギーを掲載している「四訂 食品成分表」では、1個を50gとした場合80Kcalになっています。

黄身に付いている白いひも状のものは何

たまごを割ると必ず、黄身部分に白いひも状のものが付いていますが、これは「カラザ」と呼ばれるものです。「カラザ」は卵黄をたまごの真ん中につり下げるハンモックの役目をして、外から来る細菌から卵黄を遠ざけ守る役割をします。たまごの尖った方に1本と丸い方に2本ねじれて付いていて卵黄をしっかり守っているのです。このカラザを取り除いて召し上がる方がいらっしゃいますが、主な成分はタンパク質ですので取り除かずに召し上がっていただくことをお勧めします!

賞味期限表示とは

平成11年11月1日からの食品衛生法により、たまごのパックなどへの賞味期限表示が義務付けられました。たまごの衛生面をみるうえではサルモネラ菌との関係が考えられます。しかし実際にはたまごへの汚染率はとても低い上にサルモネラの汚染卵は全体の0.03%と言われています。万が一サルモネラの汚染卵であっても、一定期間内ではサルモネラ菌は増殖することはありませんのでサルモネラ菌による食中毒の起こる心配はありません。しかし一定期間を過ぎるとたまご内に存在している菌は増殖していきますので、この時期の見極めがたまごの賞味期限に関わってきます。たまごの賞味期限の表示は菌が増殖を始める前までの“生”で食べられる期限を示していますので、期間以内であれば安心して生でおいしく召し上がれます。賞味期限が過ぎたら、できるだけ早く加熱調理をして食べてください(黄身も白身も充分に固くなるまで加熱調理してください)。

たまごのL玉とM玉にはどんな違いがあるの

たまごのL玉とかM玉というのは、たまごの合理的な価格決定や消費者に選択の基準を示すことを目的とし、「農林水産省」が定めた「鶏卵の取引規格」によって選別されたものです。例えば、L玉は1個の重量が64g~70g未満のもの、M玉は58g~64g未満のものと定められています。重量によって卵黄の大きさ(重さ)も変わると思うがちですが、実はほとんど同じなのです。つまり、大きなたまごは卵白が多く、小さいたまごは卵白が少ないたまごということになります。ですから、料理の目的や好みに合せて選ぶのが、上手な買い方といえるでしょう。ちなみにゆでたまごのお料理や目玉焼きにはMサイズが、玉子焼きや茶碗蒸しにはLサイズがお勧めです。